効能・栄養素

風邪予防
みかんには多くのビタミンCが入っています。
みかん100g中35mgも含まれており、大体3個ほどで成人1人1日の必要量100mgをまかなうことができます。
ビタミンCには免疫力を高め細菌などへの抵抗力をつける働きがあり、風邪などの病気予防の効果が期待できます。

動脈硬化や脳梗塞などの予防
ビタミンCには、心筋梗塞や狭心症・脳梗塞などの動脈硬化を誘発させる悪玉コレステロールを
抑制する働きがあります。これはビタミンCの抗酸化作用が活性酸素の影響で酸化して、過酸化脂質となるLDLコレステロールを酸化から守る役割があるためです。

美肌効果
ビタミンCには、シミ・そばかすのもととなるメラニン色素の原因チロシンを生成する酵素であるチロシナーゼを抑える働きがあり、メラニン色素の沈着を防ぐことが期待されます。
また、ビタミンCは肌にハリや弾力をもたせる働きがあるコラーゲンの生成に必要な栄養素になります。
コラーゲンは肌の張りや弾力をもたせる働きがあるほかに、関節や骨、爪、血管など体の各部を構成する重要な栄養素です。
鉄の吸収促進
貧血の多くは鉄欠乏性貧血と言われています。
食品中に含まれる鉄には“ヘム鉄”と“非ヘム鉄”があり、ヘム鉄はレバーなどの肉や魚の動物性食品に多く含まれていて、非ヘム鉄はほうれん草や海藻類などの植物性食品に多く含まれています。
この二つの違いは体内の吸収率にあります。
ヘム鉄の吸収率が約10~20%に対し、非ヘム鉄の吸収率は約2~5%です。
ほうれん草などに含まれているヘム鉄はそのほとんどが体内に吸収されず外に出てしまいます。
その鉄の吸収をアップさせる働きがあるのがビタミンCです。
特に非ヘム鉄を吸収しやすい形に変える働きがあるので、鉄とビタミンCを一緒に摂取して少しでも体内に多く吸収できるようにしていきたいですね。

βークリプトキサンチンの働き
β-クリプトキサンチンとは、天然に存在するカロテノイド色素の一つで黄色や橙色を示すキサントフィルの仲間です。
カロテノイドとは色素成分のことを指し、抗酸化作用があり、紫外線から皮膚や目など守る働きがあります。
特にβ―クリプトキサンチンは、みかんに多く含まれていて、オレンジの約100倍も多く含まれています。
また、プロビタミンAでもあることから体内に入ると必要に応じてビタミンAに変わります。

βークリプトキサンチンの効能
・骨粗鬆症の予防
β―クリプトキサンチンを含むみかんを食べることにより骨の健康維持の効果に期待ができようです。
特に閉経後の女性ではβークリプトキサンチンの血中濃度が高いほど骨粗鬆症の発生リスクが低下するみたいです。

・2型糖尿病の予防効果
農研機構果樹研究所などの調査によると、みかんを毎日3、4個食べている人は、食べていない人と比較して、57%も糖尿病の発症率が低いことがわかったそうです。
これは、β―クリプトキサンチンに抗酸化作用があり、その抗酸化作用が耐糖能を改善すると考えられているためです。
また、糖尿病の血糖値を正常に保つ働きを改善することにより、脂肪細胞の肥大化を防止します。

・免疫力を高める
βークリプトキサンチンは免疫力を高める効果も期待されています。

・美肌効果
βークリプトキサンチンは保水成分「ヒアルロン酸」の量を増やす働きがあるようです。
さらに肌の保水機能を維持する器官「アクアポリン」の生成を助けることも分かっています。

・発がん性抑制<
β―クリプトキサンチンには抗酸化作用があり、がんの発生の予防になります。
柑橘類のβ-クリプトキサンチンには、β-カロテン(人参などに含まれる)の約5倍の発がん抑制効果があります。

みかんに含まれるβークリプトキサンチンの含有量
実際どのくらいの量のβ―クリプトキサンチンが温州みかんに含まれているのでしょう。


可食部100gあたり
温州みかん(普通)1800mcg
温州みかん(早生)2000mcg
ネーブルオレンジ  210mcg
柿(甘柿)     500mcg
さくらんぼ     21mcg
りんご        7mcg
いちご        1mcg

みかんに含まれるβークリプトキサンチンの含有量

温州みかんに含まれるβークリプトキサンチンの含有量は、他の果物と比べてもかなり多いことがわかります。また、熟すほどβークリプトキサンチンの含有量は多くなります。